自己破産を考える社長の駆け込み寺

自ら黒字企業に蘇らせたからこそ言える、自己破産を考える社長の皆様に伝えたいこと

倒産!でも諦めなければ再生はできます!

倒産の2文字を目にした時、誰もが再生を諦め、場合によっては自暴自棄になってしまいます。会社を倒産させた私もそうでした。いや、そうなりかけていました。しかし、何とか諦めずに踏ん張ってきた結果、今、こうしてここにいます。


私が、そんなピンチに陥っている経営者さんに言いたいのは、「諦めないで!どんなに苦しくても生き延びるための努力を継続してください。」ということです。例え、トラブルに巻き込まれて、資金ショート寸前になっても、それは短期的な一過性のもので、長期的には解決できる問題であることが多いのです。そして、とにかく心が折れそうになっても、傷だらけになっても、そんな時は少し休息をとって、とにかく努力を継続すること、会社を再生させようともがき続けることこそが大切なことなのです。そうすれば、いずれ必ず陽は又、昇ってきます。

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かつて、私は会社を倒産させました。20代後半でサラリーマンを辞めて、起業した私は、時代の波にも乗り、成長を続け、このままいつまでも好調な時代が続くと思っていました。しかし、バブルの崩壊とともに、市況は冷え込み在庫は増え続けました。


そして、たちまち資金に行き詰まった私は、金融機関に返済猶予(リスケ)を懸命にお願いしました。幸いにも、金融機関も相談に乗ってくれて、以後、5年間リスケを続けてきました。勿論、その間、新たな資金調達は不可能で、信用不安を起こし、こんな状態が5年間も続き、私は苦しみ続けました。さらに、追い討ちをかけるような出来事があり、2度目のピンチがやってきます。


税務調査で、特に悪質なことはしていなかったのですが、ある会計処理が問題となり、税務署から重加算税を課せられてしまったのです。金額にすれば数百万円ほどでしたが、その時の私は、極限まで手元資金が減少している状況だったので、すぐに納税することはできませんでした。じりじりと差押のピンチが迫ってきます。精神的に最も追い込まれていたのがこの時期です。

 

この時期、私は、できる限りの努力をしつつも、定期的に休暇も取り、つとめて精神の均衡を保ち、事業を継続させるべき努力をし続けました。そして、その後、一度は会社を清算し、事業継続を残念することになりましたが、それでも諦めませんでした。


その後、新たな会社を起業しました。勿論、一度、会社を潰すと信用力はゼロになります。それでも、その後も諦めずに企業として信用力UPに努めてまいりました。


現在では、信用力を回復させ、金融機関の方から「融資」の打診がありました。風向きが大きく変わった瞬間です。以後は、金融機関との関係も正常化し、「借りる→返す」といった通常の財務キャッシュフロー活動に戻り、みるみる資金繰りも改善していきました。そして、本業の方も、自助努力によって増収増益が続きました。収益も2倍以上に伸びています。金融機関のバックアップが定着し、金利もどんどん下がり、資金繰りも非常に良い状態になってきました。

 

サラリーマンを辞めて、起業して約20年が経ちます。そして、会社を倒産させてから、多くの年月が過ぎました。その間、本当に苦労の連続でしたが、その先に現在の状態があります。今、身を持って思うのは、「継続してよかった。」「継続が何よりも大切だ」ということです。また、「継続は力なり」の諺通りで、その間に本当の意味での力が身に付いたとも思っています。今は、5年後、10年後の自分が非常に楽しみです。

 


今、倒産、事業継続断念、といったピンチに陥っていらっしゃる経営者の皆さん、続けること、続けようとすることで、道が開けてきます。とにかく、諦めないで!

 


 

「もうこの会社、ダメかもしれない...」

と思っている中小企業経営者の皆様、まだあきらめないでください!

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関連会社:大野不動産コンサルタント事務所