自己破産を考える社長の駆け込み寺

自ら黒字企業に蘇らせたからこそ言える、自己破産を考える社長の皆様に伝えたいこと

ひょっとしてあなたも借金うつかも?!

私もそうでしたが、借金や資金繰りに苦しんでいる時は、財布の中身だけでなく、メンタルもやられてしまいます。


仕事中は勿論ですが、何をしていても、お金のことが頭から離れないといった状況に陥ってしまいます。家族や友人と食事をしていても、あるいは、お酒を飲んでいても、また、遊んでいても、常に心ここにあらず、といった感じになります。


そして、夜、寝ようとしても、勿論、資金繰りのことを考えてしまい、なかなか寝付けない、慢性的な睡眠不足になってしまいます。

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こんな時の苦しみは、計り知れないものがあり、出口の存在すら信じられなくなります。 そして、こんな時は、苦しさとこのままでは何もかもダメになってしまうという思いから、心療内科の先生に相談に行く方が出てきます。そして、うつ病あるいは躁うつ病といった診断が下され、薬が何種類か処方されることになります。


薬を服用すると、症状は幾分かやわらぐような気もしますが、その代わり前にもまして、なんだか、ぼーっとしてしまう、何も手につかないと言った状態になってしまう方が多くなるようです。


周囲から見ても前よりも症状が悪くなったような感じで、さらに違う薬を処方してもらって、といったことに繋がります。私自身の経験や多くの借金に苦しむ経営者の方を見ていると、実は、これは本当のうつではなくて、「借金うつ」といったもののような気がしています。そして、前述のような経過を経て、借金うつが、本当のうつになり、その結果、まともな経営判断やアクションが起こせなくなり踏ん張りも効かなくなる、やがて自滅するかのように倒産していく、そんな方が沢山、いらっしゃいました。


私は、勿論、医者ではないので、専門的なことは分かりません。勿論、うつ病躁うつ病の薬を飲んだ方が改善率が高くなるのかどうか、そして飲まない方がいいのか言い切ることはできません。ただ、多くの相談者さんに接していて、そして何より自分自身の経験を通じて、私なりに次のように感じています。


1.「借金うつ」は、「医学的なうつ病」(あるいは躁うつ病)とは違うのではないか!?
2.「借金うつ」は、借金の問題さえ解決できれば、完治する可能性が高い!
3.「借金うつ」を、医学的な病気ととらえて「薬」に頼ると、会社は自滅へ向かうことが多い! 以上3つは、確信に近いものがあります。


これは、金銭的な問題に限ったことではないかもしれませんが、たとえ解決までの道のりが遠くても、道筋さえ見えれば、明るい気持ちになれるものです。事実、うつよりもひどい、自殺まで思い詰めている相談者も沢山見てきましたが、解決までの道筋を一緒に考え、それが見えると、たちまち死ぬ気が失せて、「よーし!茨の道だけど、明日から頑張るぞ!」「焦らず、慌てず、あまり肩ひじ張らずに、じっくると取り組んでいけば、何とかなりそうだ!」といった心境に変わり、生き残ることができたケースを私は数え切れないほど見てきました。


そんな私が、今、借金うつに苦しんでおられる方に、お伝えできるのは、普段の生活の中で、次のようなことに気をつけてくださいということです。


1.よく食べて、よく寝る。
2.とにかく体を温める。
3.時折、意識的に大きな深呼吸をする。
4.外に出て、太陽に当たる。
5.身体を動かして、汗を流す。
6.「どうにかなるさと」と気持ちを切り替える。
7.借金、借金と、借金ばかりにとらわれず、意識的に他のことにも目を向ける。
8.沢山の人と会う。
9.色々な本を読む(自己啓発やハウツー本よりも、夢中になれる本や深みのある本)。


借金や資金繰りといった問題を解決するためには、何よりも経営者であるあなた自身の元気が鍵になります。そのためには経営状態を把握するのと同じように、自分自身の心身の状態を冷静に把握することが大切になってきます。その上で、上記のようなことを心掛けて見てください、きっとあなたの未来は開けて来ますから。

 


 

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関連会社:大野不動産コンサルタント事務所