自己破産を考える社長の駆け込み寺

自ら黒字企業に蘇らせたからこそ言える、自己破産を考える社長の皆様に伝えたいこと

自己破産を考える社長の資金繰りの解決方法

自己破産しそうな社長・資金繰りに窮している多重債務者は、心配事がある度にネガティブな相談をしてきます。相談事に対して・・・相談の解決方法など回答を求めてきます。


例えば。
借金の請求をされると・・・請求されて怒られたくないようにするにはどうすればよいか。
事業がうまくいかない・・・破産しないとならないか。
相手方が倒産した・・・回収方法はないか。
資金がない・・・資金調達ができないか。


問題・課題に対して、解決策を答えないとだめなんでしょうか。
回答策を出さなくても、放置することも戦略です。

 


質問1:
手形が今月5日に落ちるんだが金がない。このままだと破産してしまう。
誰も金を貸してくれない。自己破産は嫌だ・・・

答え:
金融機関にジャンプのお願いしたらどうですか。(ダメだったら)
支払わなくても破産にはすぐにならないですよ。(次の手を考えましょう)

 


質問2:
資金繰りが付きません。銀行に交渉しても待ってくれません。

答え:
資金の返済ができなくても、犯罪者ではありません。
リスケジュールの交渉をしたらどうですか。

 


質問3:
リスケジュールの交渉に応じてもらえません。

答え:
リスケジュールに応じてもらえなかったらあきらめましょう。支払いができなかったら代位弁済されますから、そこで新たな改善策を考えましょう。

 


質問4:
銀行以外にサラ金、ノンバンク、ヤミ金まで手を出してしまいました。
どこかお金を貸してほしいのですが。

答え:
ヤミ金は、弁護士と相談しましょう。不正な資金なので返さなくて良いですよ。資金繰りのための資金繰りは意味がありません。お金を借りるのでなく、借りなければ良いのです。

 


質問5:
弁護士に相談したら、「自己破産しなさい」と言われました。

答え:
慌てて自己破産することはないです。
わたしも「破産しかない」と言われましたが破産はしませんでした。
何年も検討し改善策が見つかり、現状は黒字企業で融資も受けられました。
(弁護士は法律家。法律家の最高峰たる弁護士に自己破産しかないと言われたのならば自己破産は解決方法です。でも、いつでも破産はできます。法律的な解決方法だけが全てではないはずです。)

 


質問6:
自宅を競売すると言われましたが、競売されたくはありません。

答え:
信用保証ガイドラインの適応があれば、自宅を競売されないこともあります。
しかし、多くは競売される運命になることも検討しなくてはなりません。
わたしも競売され路頭に迷いました。区議会議員に住居をあっせんされ住むこともできました。世の中捨てたもんではない。

 


質問7:
自宅が競売され就職活動を行いましたが、就職先は見つかりません。

答え:
わたしも自宅が競売され就職先を見つけようとハローワークに行きました。
ガードマンとタクシーの運転手を紹介されました。
年齢的に厳しいともいわれました。知人から露天商の仕事が見つかり年相応の賃金の確保ができました。世の中捨てたもんじゃないと感じた次第です。
その後、新たに会社の経営者として黒字企業、融資も獲得でき金融機関から信頼を得ました。

 


質問8:
会社を潰したのに、黒字会社として再生できたのですか。

答え:
世の中捨てたものではない。運をつかむことが重要です。
通り過ぎてくる「運」には名札はありません。「お金が儲かるよ」とか「取引先が良い」とか名札があれば、すぐつかみます。名札はない流れに対してつかみ取れる行動力が「運」をつかむと思います。


   
自営業は机上論では生き残れません。一つ言えることは、人に負けない付加価値のあるものを1つでいいから何か身につけましょう。
そして、大小にかかわらず成功体験をたくさんつけると、かなり自信がつきます。自信がつけば再生の準備段階が完成しつつあります。次の展開も早くなります。

 


 

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