自己破産を考える社長の駆け込み寺

自ら黒字企業に蘇らせたからこそ言える、自己破産を考える社長の皆様に伝えたいこと

REBORN 再生は意識を変えることから

会社の業績が悪化し、資金繰りに窮した中で、弁護士等に相談にいくと多くの場合、会社を整理すること、つまり倒産を進められます。会社の倒産は、代表者として個人保証している、連帯保証人である社長本人にも及んできます。自己破産がセットになって、ついてくると思いがちです。私の場合も、そんな思いが頭の大部分を占めていました。勿論、弁護士や再生コンサルタントに相談しても、そんな思いを払拭してくれるような言葉が出ていくることはありませんでした。でも、会社を再生させて、信用も取り戻した私がここにいます。その第一歩は、「意識を変える」ことからでした。

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通常、業績の下がり財務内容が悪化し、すぐには回復の見込みがないとなると、

「会社の倒産→社長の自己破産→会社はおろか個人としても全てを失い、再起不能
このような図式が頭をよぎります。でも、本当にそうなのでしょうか。それ以外に道はないのでしょうか。少し意識を変えていただくだけで、違った世界が見えてきます。勿論、それに伴う苦労は伴ってきますが、倒産や自己破産をした場合も、同じように苦労はあります。どうせなら、再生の可能性のある苦労を試して見ませんか。

 

ピンチを迎えた企業の中にも、ゾンビのように生き残って再生を果たした企業は沢山あります。私の場合も、多重債務者の仲間から「破産するのは、まだ早いよ」とか「特定調停があるよ」とか元気づけられました。資金繰りに苦しんでいた時の多重債務者のグループがあり声をかけてくれて、励ましてくれたり、色々な情報を教えてくれたりしました。人が不安になるのは、先が見通せないからです。そして、先を見通すために必要な知識。情報がないからです。それらは、本やネットなどですぐに見つけることができるものではありません。勿論、弁護士は教えてくれません。そして、再生コンサルタントでも、知らない方もいらっしゃると思います。でも、例えば、私的整理などを行って借金問題を解決していく道筋もあるのです。自己破産や民事再生といった国が認めた法的な手続きを取る前に、少し視点を変えてみてもいいかもしれません。

 

例えば、借金や出来ないものは出来ないものとして全て認め、過失を認めた上で、交渉をする、お願いをするということを、もう一度、やってみませんか。
「事実や権利義務云々では争わない。借金あることは認める。お金を返せないことも認める。でも、お金がないから少し負けてくれませんか。」と交渉してみましょう。
当然、相手からは怒られるでしょう・・・・・・そう、そう、怒られます。仕方がないです、事業に失敗したんだから、素直に怒られましょう。
裁判で訴えると言われるかもしれません。そんな時は、「すいません。ごめんなさい。」と素直にひたすら謝りましょう。法律で争っても勝ち目はありません。結果は見えています。それより、「ごめんなさい。すみません。少し債務をまけてくれますか。」と自分の素直な気持ちをぶつければ、相手側から「しょうがないなーまけてやるよ」という返事があるかもしれません。このように法律にのっとって解決するばかりでなく、自力で交渉してみるのも大変良いと思います。「だめもと」ではありませんが、その一歩を踏み出すだけで、事態が変わるかもしれません。少なくとも、あなたの意識だけは変わってきているはずです。
自分で再生ができるかどうかの下地は、このようにして作られていきます。意識の変化があれば再生への道が開けていきます。

 

私が、企業の再生の際に大切にしているのは、このような既存の考え方、普通の処理の仕方に囚われないということです。一つ一つの案件で全て、事情は違ってきます。その全てに同じような考え方、方程式を用いていては、私の存在意義はありません。あなたも、私と一緒に、少し意識を変えて、REBORN 再生への一歩を踏み出してみませんか。

 


 

「もうこの会社、ダメかもしれない...」

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関連会社:大野不動産コンサルタント事務所